祝福と魔よけのしずはた焼き「鬼福」
静岡の伝統工芸「賎機焼(しずはたやき)」から生まれた、
“鬼”と“福”を宿す縁起の器。
外面に鬼の顔、内面には福の顔が描かれており、鬼福を初めてご覧になった方は一様に笑みを浮かべ、にっこりされます。そのユニークな意匠は国内外問わず非常に人気がございます。
鬼は古くから「魔除け」や「厄払い」の象徴とされ、福を呼び込む存在として親しまれてきました。この器には、そんな願いがさりげなく込められています。
普段使いの器としてはもちろん、新しい門出のお祝いや、贈り物にもおすすめです。
食卓に、静かな力強さと小さな福を。
こちらは鬼福の「茶碗」。手にしっくりと馴染むかたちと、土のぬくもり。使い込むほどに愛着が深まり、日々の食卓に自然と寄り添います。何気ない一膳の時間を、少しだけ豊かに。
鬼福はすべて職人の手づくりによる一点モノとなります。ひとつひとつ柄や色、表情が違います。それぞれ器一点一点の個性となりますので、予めご了承くださいませ。

|賎機焼(しずはたやき)

鬼福について
三方ヶ原の戦いで敗れたものの、家康は浜松城に立てこもりました。
武田軍に囲まれた徳川家は、窮余の一策として節分の折に大太鼓を打ち鳴らし「鬼は外、福は内」と騒ぎ立てました。ただならぬ気配に驚いた武田軍は城の囲いをときました。この時を転機に家康は天下統一への道を進んだことから、浜松城は出世城と呼ばれるようになりました。
是にちなんで家臣の太田七郎右ェ門が、内に福面を描き、外は鬼瓦を模した三つ組みの盃を献上しました。家康は大いに喜び、駿府城に移ったのち、賎機山麓に御朱印地と賎機焼の名称を与えました。以後、駿府城・浅間神社・久能山東照宮等の御用を務めることになりました。
当陶房では、邪気を払い福を呼ぶと言われる江戸時代のモデルを基本に、杯・小鉢・菓子鉢等の制作しております。